備えることの重要性

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自然災害の猛威

ここ数年、日本列島に猛威を振るった自然災害。各地で被災した方にまずは心からお見舞い申し上げるとともに、復興に尽力されている皆様には安全に留意されご活躍されることをお祈りいたします。

今回の内容は、フリッパーデザインからは少し離れ、昨年の9月に日本列島を襲った台風21号で被災した祖父の家の整理に行った時に感じたことを書こうと思います。

気持ち・考え方が変わる瞬間

大きな災害があるとテレビやニュース、ネットで災害現場や被災情報をよく目にします。その時毎回思うこと、「自分には何もなくてよかった…」と思うのです。

もし自分自身が被災した立場だったとしたら周りのことなど考えられず荒んでいると思いますし、自分が無事だからこそ周りの心配が出来る、周りのために動けると思っていました。
被災した祖父と祖母が感じた恐怖は私の想像を遥かに超えるものだと思います。
ですが、私には一切その感情を見せないのです。それどころかなんの被害もなかったこちらの心配をするぐらいでした…。
そして、一緒に被災した家を整理する私の父。色々想うことがあり、なかなか手がつけれない様子でした。私は声をかけることはできませんでした。
そんな祖父、祖母、家族を見ているともちろん悲しいことではありますが、それ以上に絆と愛を感じたのです。言葉にせずとも伝わる感情、相手を想う気持ち。これほど文章に起こすのが難しいものはありません。私の考え方も「自分が無事だったから…」から「自分も関われたから…」に変わりました。

今回のようなことがないと気付けないことは人生には山ほどあると思います。
できたらこういう経験をせずに気付けるに越したことはないと思います。

気付いた瞬間出てきた言葉

場違いな言葉ではありますが
ありがとう
という言葉が私の中では出てきました。

無事でいてくれてありがとう。
繋がっている家族にありがとう。
こんな気持ちに気付かせてくれてありがとう。

互いが互いに思う「ありがとう」という気持ちに感謝し、文章を綴ります。

フリッパーデザインとして

見た方がどう感じるかは色々だと思います。身内に起こったことだからこういう感情が強いだけかもしれません。ですが、一つ違えばあなたに起こっていたことかもしれないと思うと、見え方は違ってくると思います。備えあれば憂い無しという言葉がありますが、失敗やリスクを防ぐためだけではなく、何に対して備えるのか。

弊社が携わる通信業界で例えると、SEO対策がどうだとかGoogleがこうだからではなく、ユーザーに見てもらえる環境、ユーザーが見やすい環境にあるかが重要であると考えます。

お客様に心から「ありがとう」と頂けるために動く生真面目な会社フリッパーデザイン。
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